メインビジュアル

ブログ

  • 腰痛治療における他関節との関係性
    • 2021/04/20
    • その他
    当院の治療に訪れる方の多くに突然のぎっくり腰やヘルニア、椎間板狭窄症等の腰痛治療を目的として来院されている方がいらっしゃいます。

    その方々の多くが数年来、腰痛で悩まれている方も多く、中には強い神経症状を伴う方もいらっしゃいます。

    常々、当院で行う治療は運動科学に基づいてロジカルである必要があると考えています。

    腰部の関節で起こっている痛みも、原因は他の関節が原因で起こっている可能性もあります。

    体中にある各関節にはそれぞれ役割があり、

    可動域が大きな体を動かすことを目的とした関節(モビリティー関節)

    可動域が小さく体を支えることを目的とした関節(スタビリティー関節)

    の二つに大別出来ます。

    この役割に腰の関節を当てはめると、腰はスタビリティー関節となり、回旋可動域2度しかない極めて小さな関節となります。

    『腰を回す』『腰を使う』

    皆さんが日常当たり前のように使っているこの言葉も本来の腰の可動域から考えれば

    正しい体の使い方とは言えません。

    それでは、この言葉の本質は何かというと、股関節と胸椎の2つになります。

    股関節は皆さまご存知だと思いますが、とても可動域の大きな関節となります。

    次に胸椎は首と腰の間、背中の部分にある12個の骨の総称です。

    この胸椎が回旋することで腰を回す事が可能になります。

    『背中が丸くなってる』と胸椎の可動性も小さくなり、可動域の小さな腰の関節に

    無理やり可動させて使うことで、腰を痛める事になります。

    慢性的な腰痛で悩まれている方は今一度、鏡に映った自分の姿勢に気をつけてください。

    背中の丸さが気になった方は胸椎の可動性を上げることで改善できるかもしれません。

あなたにおすすめの記事

あなたにおすすめの記事を紹介いたします。